就業体験!

fujiichi

2007年09月15日 18:27

本日、林業を志している若者が林業体験に来ました。

非常にありがたい事です

ただの ”あこがれ”、”山の中で仕事するのって気持ちよさそう” だけではなく、”この仕事で一生飯を食っていくんだ!” というやる気が大事です。



危険・きつい・給料安い と3拍子揃った業界と思われがちですが、そこまでひどいと私は思っていません。

怪我をするには理由があります。
危険な事をやってしまっているから怪我をするんです。

最初は体力的にきついのは当たり前です。
普段運動してようが、なれない動き・なれない道具を持って仕事しているわけですから。2~3ヶ月すればだんだん体が慣れてきます。

夏がきついのも当たり前です。山の中だといえども猛暑の外で働いているわけですから。
だったら朝早くからやって早く終わる。夏は頑張り過ぎず、”伐り旬”である秋冬に力を入れる。など工夫が必要です。

最初は給料安いです。
職人の丁稚にたくさん給料を払うことは難しいと思います。仕事が出来るようになれば出来高払いが多くなります。
きれいに早く仕事をやれるようになれば、儲かる仕事もまわってくるようになります。
あとは自分の腕次第です。



最後に、林業は体力仕事と思われがちですがそうではありません。

確かにある程度の体力、力は必要です。
しかし、一番大事なのは知恵です。

60代でもトップを張って稼いでいる人がいます。30代の親方が根詰めてがんばっても勝てない。

それは段取りがいいからです。

一つ一つの動きを見れば30代の人のほうが早いです。

でも、60代の人は動きに無駄がない。
もちろん経験にもよりますが、常に先を考えて行動しているからです。




先日、北遠地域で林業をやっている若い衆が、事業体の垣根を越えて30名ほど集まって懇親会を開きました。
まだまだ他にもたくさんいます。

林業の未来は明るいと私は思っています。

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